2026.04.28
深海ザメ「ラブカ」の標本展示を開始しました!

2024年11月8日、北海道太平洋岸・白老沖の水深約320mで「ラブカ」が捕獲されました。
ラブカは世界の温帯海域に広く分布する深海性のサメです。
日本近海では主に本州太平洋側の深海で確認されており、これまで知られている分布の北限は千葉県銚子沖付近です。
そのため、北海道近海での捕獲例はこれまで報告がなく、分布理解の点でも非常に興味深い記録となりました。
この個体はその日のうちに当館へ搬入され、短期間の展示の後、当館と東海大学手良村助教が共同でこのラブカに関する研究を開始しました。
この度、この貴重なラブカを「プラスティネーション」という、組織内の水分や脂肪を合成樹脂に置き換える特殊な技術で保存処理し、展示標本といたしました。
また、展示の解説にもこだわり、ラブカのこと、北海道で捕獲されたこと、東海大学手良村先生との共同研究の内容などを紹介しています。
加えて今回の展示では、”サメ先生”こと北海道大学名誉教授の仲谷一宏先生にも解説の監修と、解説内に寄稿をいただきました。
標本の仕上がりもとても素晴らしいものとなりましたので、ぜひご覧ください。
展示場所:ニクス城3階

